Assi塾

その8 「一」言われたら「十」考えろ

『「十」考えろ』の「十」は時と場合によって変わるのですが・・・。

例えば、「譜面のコピーとってきて」と言われた時に、言われた事だけやると「譜面のコピーをとる」だけなのですが、そうではなくて、コピーをとった譜面を貼り合わせたり、用途によって拡大・縮小したり、必要な人にきちんと配布したりと、その時の状況と、頼んだ人の意図を汲んで、自分で考えて行動するという事です。

「言われた事を、言葉面だけで判断するな」という意味もあります。
例えば、「譜面のAからパンチインして」と言われた時に、実際の演奏は半拍食っていたとすると、言われた通りにAの頭で入れてしまうと、上手く繋がらなかったりします。
このような時も、自分で考えて(判断して)半拍前から入れてあげると「解ってるねぇ」と言われたりします。

当たり前の事の様に思うかも知れませんが、特に新人時代は緊張していて、人の話を(その意図を)きちんと聞けていない(理解できていない)人も多いです。

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その9 仕切るのはアシスタント

スタジオでの作業の全体の流れは、ディレクターやプロデューサー、又は、アレンジャーが進めて行きます。
ですが、セッティングをしたり、実際にMTRを操作したりするのはアシスタントですので、スムーズに作業が進行するかどうかは、アシスタントの技量に懸かっていると言っても過言ではありません。

そういう意味で、スタジオの中のスタッフでは一番立場が低く(?)年齢も一番低い事が多いアシスタントが、スタジオの作業を仕切っていると言えると思います。
アシスタントはそういう自覚を持って、テキパキと仕事をこなさなければなりません。

インペグさんが入っていて、13時から5Rhythm、15時からBrass、17時からStrings、19時からSynthなどと、時間に沿ってプレイヤーの方が入れ替わり立ち替わりで、その度にセッティングを替えて、などという場合、特にアシスタントによって時間が左右されます。

自分が楽に余裕を持って仕事をする為にも、全体の流れを把握して計画的に行動する事と、ミスをして舞い上がらないように普段の努力(勉強)が大切です。

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その10 アシスタントは接客業!?

アシスタントエンジニアは、音楽・電気・音響・コンピューターなどの専門的な知識が必要で、主にスタジオの中の録音機器の操作をしますので、大きな職業のくくりでは「技術職」という事になると思いますが・・・。

特にレンタルスタジオでは、その日が初対面のお客さんでも、名刺の交換など簡単な挨拶だけで、すぐにコミュニケーションをきちんととって、円滑な作業が進められなければなりません。
しかも大抵の場合、自分の仕事をこなしながら、一人で、たくさんの、しかも、一癖も二癖もある(?)お客さんの相手をしなければなりません。
場合によっては、自分に落ち度が無くても謝ったり、(いい意味で)お世辞を言って話を合わせたり、ある意味「奉仕の心」が必要だったりする事があります。

トラブル無く、スムーズに作業してもらって、お客さんに気持ち良く帰って頂く、そして、気に入ってもらったら、また使って頂く。
技術的なものだけでなく、コミュニケーションとか人柄も重要という事です。
そういう意味で、何割かは「アシスタントは接客業」と言えると思います。