進学について
レコーディングエンジニアになる為には、音響系の専門学校に行くのと、大学に行くのとどちらが有利なのでしょうか?
レコーディングエンジニアになる時に、学歴はあまり重要視されないと思います。
そういう意味では、大学を出たという学歴自体は、さほど重要ではないかもしれませんし、また、音響系の専門学校に行かなければエンジニアになれない、という事もありません。
4年制の大学に行くと、単純に考えて、専門学校に行った人より「現場に入るのが2年間遅れる」という事は、はっきりしています。
管理人の体験から「一日でも早く、プロの現場に入った方が良い」という考えがあります。
やはり、学校で学ぶ事より、現場で先輩のやっている事を見て学ぶ事の方が、はるかに多くて深いからです。
そう考えると、専門学校に行ってできるだけ早く現場に入った方がいいような気がします。
さらに、専門的な施設やカリキュラムも充実しているし、永年の実績から就職時の情報も集まりやすいというメリットもあります。
専門学校では、その専門分野での就職ができればよいのですが、就職に失敗したり、途中で目指す道が変わってきてしまった時など、軌道修正が難しいかも知れません。
それに比べ、より幅の広い分野をより深く学べるであろう大学ならば、そういう心配も少ないだろうし、時間的にも余裕があるので、いろいろなバイトをしてみたり、ある事に熱中してみたり、様々な人と出会ってたくさんの経験や人間関係ができ、人間的により大きくなれるかも知れません。
レコーディングとかエンジニアとかと直接は関係のないような分野の勉強でも、長い人生の中、何がどのように役に立つかわかりません。
何か必要を感じて一生懸命やった事ならば、無駄になる事は無いと思います。
どういう進路に進むかは人それぞれで、しかも最終的には自分で決めるものだと思います。
その為に、いろいろな人の意見を聞く事も大切だと思います。
その時点でハッキリとした目標がないのであれば、それを見つける為に大学に進学するのもありだと思います。
情報があふれている時代ですから、(専門の)学校に行かなくても自分である程度の知識や経験を得る事はできると思います。
もちろん音響系の専門学校に行けば、その分野に特化しているので有利な面(設備やカリキュラムなど)もあるとは思いますが、逆にその分野以外の事に関しては大学より不利かも知れません。
どうしてもやりたいというハッキリとした目標があって、できるだけ早く目標に向かいたい(就職など)ならば、専門学校に行った方がよいと思います。
どうしてもやりたいという事が見つかった時(いつまでも見つからないのも問題ですが)に、それに向かって頑張ればいいのではないでしょうか。
音響系の専門学校の選び方は?
音響系の専門学校の選び方ですけど、選択肢が多いだけに難しいです。
ただ、自分も多くの専門学校の実情を知っている訳では無いので、「ここが良い」と具体的に言う事は出来ませんが、いくつか自分なりの考えを挙げさせてもらうと・・・。
▽卒業後、どこで(東京とか大阪とか)就職したいか?
やはり、その地元の学校に一番情報が集まると推測できるのと、その土地に慣れておくという理由から、その地域の学校を選択した方がよいと思います。
ただ、プロのスタジオが東京に集中しているという事もあり、イベントや講習会などが多く開催されるのは、東京になってしまうと思いますので、そういうものに気軽に参加したいならば、東京にいた方が便利というのはあると思います。
▽生徒数が多い(人気がある)か?
生徒数が多いと、競争率も激しくなりますが、人気がある学校は、それなりの「何か」があると思います。
日本(世界)各地からいろいろな人が集まって来るので、ある程度大きな規模の学校に行くのも、たくさんの人と交流し、競い合う、小さな社会勉強という意味でもアリだと思います。
また、卒業生の就職実績(就職先・就職率)も参考になると思います。
▽機材・設備が充実しているか?
いくつかの学校では、プロのスタジオと同等(それ以上)の機材・設備が揃っています。
やはり、最新の機材にさわれて、それらを学習できるのは強みです。
▽年齢によって
できるだけ早く現場に入った方が良いと思うので、高校を卒業してから1〜2年以上経っている人は、一年制の学校を選択するのもアリだと思います。
小規模の学校も、その良さがありますし、かなりの実績を挙げている学校もあります。
皆さんそれぞれの条件もあるでしょうから、自分で、サイトや雑誌などで情報を集めて、「学校説明会」などにもいくつか実際に行ってみて、自分に合いそうな学校を選べば良いと思います。
大学への進学を考えていますが、レコーディングに関係のある学部とかありますか?
直接レコーディングに関係のある学部があるかどうかはわかりませんが、間接的に関係のある学部は幾つかあると思います。
例えば、九州芸術工科大学(音響設計学科)や大阪芸術大学(舞台芸術学科)や尚美学園大学(情報表現学科)やいろいろな音楽大学などが挙げられます。
その他、電気電子関係やコンピューター関係・物理関係などが、関係があるといえると思いますが、この業界に限らず、結果的に、学歴が職業とあまり関係なかったというケースも結構あるし、実際に現場に入ってから学ぶ事の方がはるかに多いので、大学で学ぶ内容にそれほどこだわる必要はないと思います。
人間の幅を広げるという意味では、あまり関係の無さそうな事を学んでみるというのもアリだと思います。

