ひとりごと

◇新人が入ったら・・・(2002/11/20)

【一子相伝!?・・・】

アシスタントとしてスタジオに就職すると、まずは掃除や電話番など、いわゆる雑用をやりながら、膨大な覚えなければならない事(スタジオの機材・システム・アシスタントの仕事など)を勉強し、さらに、社会人一年生として、人間関係など社会勉強もしなければなりません。
たとえ専門学校で、そのスタジオの機材やシステムを完璧に覚えたとしても、就職したスタジオの機材が違う場合もあるし、システム(やり方)も様々です。
また、当たり前ですが、学校の授業とプロの現場とでは次元が違います。
就職が決まって、やっとスタートラインに立てると思っていて良いと思います。

一子相伝とか徒弟制度とかというとちょっと大袈裟ですが、基本的に気持ちはそういうところがあると思います。
先輩のエンジニアがやっているのをみて、「良いとこ取り」で自分なりのスタイルを築いていかなければなりません。
「今どき、そんなの・・・」と思う方も多いとは思いますが、自分はそうやって教えられて育てられたし、自分の後輩にもそのようにしてきました。
そして今に至っているので、自分の中には「確固たる信念」(ちょっと大袈裟!?)があります。

【逆に・・・?】

新人のアシスタントが採用されると、自分の場合、まずは飲みに連れて行きます(飲める飲めないにかかわらず、半ばゴウインに)。
まったく個人的な持論ですが、一緒に飲みに行くと、手っ取り早くその人の事が解って、それが結構間違っていないというのがあって、新人に限らず、誰かと知り合った時には、そうする事が多いです。

せっかく何人もの中から選ばれて入ってきたのに、最初の内に、逆に、辞める事をお勧めします。
ほんとに辞めて欲しい訳ではなくて、「けっこうキツイ仕事で本当にやる気が無いとできないし、向き不向きというのはあるから、辞めるなら早い方がいいよ(早く次に行った方がいい)」という事なんです。
さらに、「多少のイジメ(?)やイヤガラセ(?)くらいで参ってしまうようなら、この先たぶんやっていけないよ」という気持ちから、やる気を試すために、そのような事をわざとやる場合もあります(ごく稀に)。

早く辞める事を勧めておきながら、逆に、「三年間は、とりあえず辞めないで頑張れ」という事も言ったりもします。
ほんとにやる気があるのならば、自分で「向いてないかも?」とか思っても、「三年間は自分で結論を出さずに、一生懸命頑張ってみれば、まわりの人たちが結論を出してくれる(評価してくれる)、辞めるのはそれからでもいい(辞めるならば)」と。

ここ何年かはそうでも無いのですが、数年前は「辞めた方がいいよ」とか言うと、本当にすぐに辞めてしまう人が多くて、その時代(年代)に合った教え方が必要という事を実感しました。